Daichi
Introduction 原始の力が息づく境界で、
本能を呼び覚ます。
標高1500m、周囲には野生動物が生息する原生林。修験道の聖地としての神聖な雰囲気を湛え、人間と自然との境界と呼ぶにふさわしいエリアが物語の舞台。太古から変わらぬ原始の力と恵みを享受し、本能を取り戻す根源的な体験へと誘います。
Experience 01 際の世界の、入口に立つ。
湖畔にひそやかに佇む木造建築。宿の主人が、自然と人の「際の世界」への道先案内人。供される野草茶に口をつけ、俗世の喧騒を洗い流す。春夏秋冬、寓話の世界を旅するかのような安らぎのネイチャーツーリズムがここからはじまる。
Experience 02 自然の奥深さ、不可思議さを前に、
内なる自分と対峙する。
「パンパンパン」。野生動物を威嚇するピストルの音が鳴り響く。人間の世界を越境する、えも言えぬ緊張感。春、風化した大地に新たな命が芽吹き、夏、千年育まれた苔の森が深緑に染まる。生命の鼓動が満ちる聖域に身を置き、大自然への畏怖の念が心の奥底から湧き上がる。
やがて季節は移ろい、聖域は厳しい表情を見せる。色づく山々とコントラストを為す、風に震える秋の岩場。そして、冬の静寂を纏う満月が照らし出す氷の世界。数千年の孤独に包まれた聖域の最深部で、自然の絶対的な力を前に、内なる自分と対峙する。
Experience 03 五感すべてで辿る、山伏たちの記憶。
宿のとある一室。春の芽吹き、夏の薬草、秋の木の実……四季折々に採取された大地の恵みが、時間を味方につけ、静かに熟成を重ねている。棚に並ぶガラス瓶、天井から吊るされた野草。風が通り抜けるたび、山の香りが幾重にも立ち上る。
供される食事も、この地でしか味わえない大地の恵みが並ぶ。断崖絶壁に自生する岩茸、針葉樹の枝の上で山の霧だけで育つサルオガセ……かつて山伏たちが修行中に口にした食事が、太古の調理法や空間演出によって再現される。味覚はもちろん目、鼻、耳、皮膚、五感のすべてで山の物語を味わう至高がここにある。
OKUYUKIの旅は、
専任のクラブアシスタント (CA) が
ご自宅から全行程をエスコートします。